油絵具の使い方

1.道具をそろえる
2.パステルの使い方
3.仕上げた画面の保存
4.制作中の汚れを取る

2 パステルの使い方


・ソフトパステルを重ね塗りする
ソフトパステルは色の粉を固める成型材が最小限しか使われていないため、紙への定着が弱い画材です。塗り重ねるときは下の色を掻き取らないようにそっと塗ります。あるいはフィキサチフ(定着液)を吹き付けて下の色を固定してから塗り重ねるとうまくいきます。
霧吹きで水を吹き付けるという方法もありますが、かけすぎると色がにじんだり、べトっとしてしまうので注意してください。
下塗りなら、指でよく紙に擦りつけたり、水を付けた筆で撫でておくと上から塗りやすくなります。

・ハードパステルを重ね塗りする
ハードパステルの色の重ね方はソフトパステルと同じですが、硬いので、下の色を掻きとらないように、より注意してください。
ソフトパステルを使って塗り重ねるのもよいでしょう。
ハッチンク、スカンプリングのように色を並べることで、混色と同じ効果を目で感じさせるという描き方もあります。

・オイルパステルを重ね塗りする
オイルパステルは粘りがあるのでよく色を重ねることができます。下に塗った色を掻き取らないようにフィキサチフで固めたほうが作業がしやすいのはソフト・ハードパステルの場合と同じです。
竹べらやペンチングナイフで押さえつけるように塗る方法や、厚塗りしたい場合にはオイルパステルの先をライターなどで温めて、柔らかくして塗り重ねるという方法があります。
テレピンやペトロールのような溶材で溶かして、塗り重ねることもできます。

・ソフトパステルやハードパステルの色を消し取る
パステル用品として販売されている「練りゴム」で消し取ることができます。それで薄く色が残ったら、「プラスチック消しゴム」で軽く消し取ってください。
出来たての食パンの中身を消しゴム代わりに使うこともできます。柔らかい食パンの中身をちぎって丸めて消したい部分を擦ります。



・オイルパステルの色を溶かす、消し取る
オイルパステルを固めてあるワックスはテレピンやペトロールで溶けるので、どちらかを筆に付けて撫でると、溶かして広げることができます。
色を消す場合は、ワックス成分が紙に強く付着しているので、消したい部分をカッターナイフやコミックで使うトーンナイフで削り取るのがよいでしょう。
油絵具用のテレピンやペトロールを綿棒の先に付けて根気よく拭いて消し取ることもできます。

3 仕上げた画面の保存


・ソフトパステルで描いた作品を保護する
ソフトパステルで描いた作品の表面は手で触ったり、物が触れたりすると色が動いて傷になったり、汚れたりするので、表面を保護しなくてはいけません。
保護するには「パステル用フィキサチフ」というパステルを固める液のスプレーを吹き付けます。
さらに作品を「パラフィン紙」(グラシン紙)でカバーするとより効果的です。パステル作品用にパラフィン紙付きのスケッチブックも販売されています。

・ハードパステルで描いた作品を保護する
ハードパステルで描いた作品は手で少しきつく擦ると色が動き汚れてしまいます。
ソフトパステルで描いた場合と同じように「パステル用フィキサチフ」というパステルを固める液のスプレーを吹き付けて表面を保護します。
普通の「フィキサチフ」でも保護できますが、少し色が濃くなるのでパステル専用のものを使うと、より発色がきれいに保たれます。
ハードパステルで描いた作品を重ねたり、持ち運ぶときは表面を「パラフィン紙」(グラシン紙)で保護しておくと安心です。
「トレーシングペーパー」を使うこともできますが、少しザラザラしているので画面を擦らないように注意が必要です。
・オイルパステルで描いた作品を保護する
オイルパステルで描いた作品は手で強く触ったり、重ねて紙と紙が擦れ合うと色が動いて汚れてしまいます。
オイルパステルやクレヨンで描いた作品の表面は「オイルパステル用保護スプレー」を吹き付けて保護します。

4 作業中の汚れを取る

・指の汚れを取る
ソフトパステルやハードパステルで絵を描いていると指先が汚れてきます。
パステルを使って描く時は濡らしたガーゼを片方の手に持って指を拭きながら描くとよいでしょう。
ガーゼの代わりに、ウエット・ティシュも便利です。
・粉の吸い込みを防止する
ソフトパステルで描いていると、細かいパステルの粉が鼻や口に入ってしまいます。
これを防止するのにマスクを用意するとよいでしょう。
最近のパステルは毒性の物は入っていませんが、顔料や成型材を肺にに入れるのは良くないので、大きな画面を制作する時にはマスクをし、換気を良くして描くことをおすすめします。

COPYRIGHTS ©backsGazai.all right reserved.