油絵具の使い方

1.道具をそろえる
2.日本画絵具の使い方
3.仕上げた画面の保存

2 日本画絵具の使い方


・色を混ぜて使う
岩絵具は、同じ番手どうしのものは均一な混色ができます。
粒子が大きいもの(番手の小さいもの)の場合には、洋画の点描法のような効果が得られたり、番手の違うものを混色する場合には、比重の重い色が下に沈むため、均一な混色とはまた違った効果が得られます。
水干絵具は番手の違いがないのでどの色でも均一な混色が出来ます。

・色を淡くする
色を淡くしたい時は胡粉を混ぜると、やわらかみのある淡い色を作ることができます。

・色を濃くする
岩絵具を使う時は同じ番手どうしの濃い色を混ぜるとよいでしょう。
水干絵具を使う時は番手の違いはありませんので、より濃い色を混ぜるとよいでしょう。
粒子の大きいもの(番手の小さいもの)を使うと色は濃くなりますが、粒子の小さい色の画面には接着力の心配があるので避けた方がいいです。
そんな時は水干絵具を使うか、顔彩で濃い色を上から塗る手もあります。

3 仕上げた画面の保存



・膠について
日本画に使う膠は「三千本膠」「粒膠」「鹿膠」と液体にした「膠液」があります。
三千本膠と粒膠、鹿膠は水で溶かしてから使いますが、膠液はこの溶かす手間を省くために作られた膠です。




・膠液の作り方
1.
ペンチ等で三千本膠を1〜3センチくらいの大きさに切り一晩ほど水に浸しておく。

2.
膠1に対して約10の水を膠鍋に入れ、 木べら等でていねいにかき混ぜながら電熱器などで過熱する。
※このとき、60℃以上にしないように注意する。(沸騰させると接着力が落ちる。)

3.
十分に溶けたら、きれいな布で漉す。

4.
完成した膠液は、出来るだけ早く使用する。
・膠液の保存方法
膠液はすぐに腐るので、できれば一日で使いきる量を作るようにしましょう。
もし使い残してしまったら、瓶に入れてしっかり栓を閉め、冷蔵庫に入れておくと4〜5日は持ちます。しかし夏は、それでも腐りやすいので注意が必要です。
腐ってしまった膠は接着力がなくなっているので使用を止め、新しく作り直しましょう。
膠液がゼリー状になったら湯煎したり、膠鍋に移しかえて電熱器にかけるなどして、液状にしてから使いましょう。
この場合も温度は60℃以上にしないよう注意します。

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